案の定、朝から雨模様。主人は 部屋でお風呂入ったり、本読んだりと
一日過ごすとのこと。でも 私は前日にフリーパスも買って準備万端(笑)、
意地でも行くもんね、と思ってた場所へと向かいました。
ちなみにこのフリーパスは『上高地・乗鞍フリークーポン』
と言って 3日間有効のフリーパスです。
松本・高山間や上高地・乗鞍・奥飛騨温泉郷などを巡るバスが全て
網羅されてます。お値段は6400円。ちなみに高山ー新穂高の往復で4200円。
(上高地へ行く場合、経由地となるのが平湯温泉です)
新穂高ー平湯の往復で1740円。平湯ー上高地のシャトルバスの往復が1800円…
しめて7740円、と(笑)。1000円以上お得なのよ!使わないわけないじゃない!!
と思ったわけですね(笑)。あ、でも 本当にあちこち動くには便利なパスです
ので、結構 オススメです。(ちなみに高山市内を巡る”さるぼぼバス”も、
このパスがあると無料です)
で、1人で行ってきました 長野県・上高地。平湯温泉から安房トンネルを抜け、
およそ20分強。大正池で下車し、さあ 歩くわよ!となったわけですが。
雨は まだ小雨模様。パラパラと言った感じ。そりゃ まだGW。ありえると
思いましたが……自然遊歩道 バッチリ雪あるんですけど(笑)。
いや トレッキング向きの上下着てましたし、シューズはトレッキングシューズ
でしたから、私は問題なかったんですが。時々 すれ違う人が、革靴や
ブーツ履いてる人がいらっしゃいまして。人事ながら 大丈夫かと
心配してしまいました(苦笑)。
そんなこんなで 歩きつつ、カメラ&携帯を濡れないでね〜と必死に守りつつ
それでも撮影する人、約一名(笑)。やはり雨のため、山にはガス(霧と思って
もらえばよろしいかと)がかかっています。
でも せっかくなので、ウグイスや野鳥の声を聞きつつ のんびり歩きます。
(探したけど 見つけられなかった)
上高地を流れる梓川の近くまで来ると「あ〜 やっぱり、ここは好きだなあ」
としみじみしました。やはり目的の穂高連峰は ほとんど見えない模様(溜息)。
覚悟してたとは言え ちょっと残念、と思いつつ更に歩いて 田代湿原&
田代池へ。途中で出会ったご夫婦に「歩くの早いわね〜」と言われましたが…
はて そうなのか?と頭をひねりながら(そのわりにパチパチやってるし(笑)。
まともな写真はあるか不明ですが。いずれ整理してアルバムをUPします)、
歩きました。
上高地のシンボル 河童橋が見える頃には、ほぼ穂高連峰は
見えなくなっていて、雨も強さを増していました。
さすがに鳥達の鳴き声も既に聞こえなくなっていました。
こりゃ 早い事、昼食食べて 退散かな〜と思いつつ河童橋近くの
五千尺ホテルの食堂(レストランではありません。レストラン貸し切り状態
だったし)で、カツ丼食べました。中々 美味しかったです。
そして さて、おみやげでも見て帰るか〜、せっかくだし、平湯温泉で
平湯大滝とやらでも見て行こうと思い おみやげ見て外に出たら…
雨 小雨になってます、しかも さっきまで見えなかった
山肌が見え始めてます(苦笑)。
「ここで帰ったら 後悔しそうな予感するな…うむむ…
え〜い もう降られてもいいから、予定通り明神池まで行こう!決まり!」
…となったわけです。明神池までの途中で 主人から私の携帯に電話があり
「ええ!?この天気で まだうろついてるのか!?」と呆れられたのは
言うまでもありません…(苦笑)しかし、この決断がまさか 正解だったとは、
と思う瞬間がこの後に 実は待っていたのでした(笑)。
河童橋から 少し歩いた所に小梨平と呼ばれるキャンプ場があります。
もちろん 周りは木々に囲まれてる訳です。その時、ふと 山の方を見た
私の目に飛び込んできたのは何と 一瞬、ガスが山の下側に下っていて、
山頂が見え始めた穂高連峰の山々でした。
慌てて きょろきょろし、その少し先に出れる場所を見つけた私は
そこまで大急ぎで駆けて行きました(もちろん、足下は泥でグチョグチョですが、
それどころの気分じゃなかった(苦笑))。大慌てで そこに
たどり着いた私に「今だよ!今日は雨だし、もうこんなチャンス絶対ないよ!」
とそこでカメラを構えたおじさんが教えてくれました。「はい!」と大喜びで
デジカメでパシャッ!おじさんも 一生懸命、カメラで撮影されてました。
おかげで 無事 穂高連峰の山々を撮影出来たのでした(笑)。
あっという間にガスに覆われ、5分も持たなかったですが
その瞬間を見れた私は幸せでした。
いや もう思わず、「神様 ありがと〜」と本気で呟いたほどに(笑)。
大正池から河童橋までは およそ4km。河童橋から明神池までは
およそ3.6km(看板通りの距離なら そうなるはず)、往復7.2km。
帰りは 河童橋側(河童橋から300m)の上高地バスターミナルからバスに
乗る予定だったので(人数次第では 途中から乗るのが厳しいらしいので、
帰りはその方がいいとの情報だったので)、結局11km前後、足下の悪い中&
雨の中を歩いたわけですが。
もう あの穂高連峰見れただけで、全部 疲れが吹っ飛んだほど嬉しかったです。
明神池からの帰り道、通りがかったおばさんが「穂高(ほだか)ちゃ〜ん、
穂高ちゃ〜ん 顔見せて〜」とおっしゃった瞬間 頭の中に我が家のワンコ
”ほだか”の笑った顔が浮かんだのは 親ばかの証と言うことで(笑)。
(いや 知り合いの皆さんに「ほだかちゃん」を連呼されまくってるもん
だから、つい(笑)。ところで 実は、山の『穂高』は「ほだか」
ではなくて「ほたか」と読むんですけどね…(苦笑))